悪魔のささやき
私は、毎日の生活の中で潜在意識にインプットされる宣伝や感情を、「悪魔のささやき」と考えています。「悪魔のささやき」は私たちの心の中にある、お得感、優越感、幸福感、満足感にどに巧妙に働きかけ、私たちの普段の判断や行動に影響しています。
「悪魔のささやき」知っているのと、知らないのでは普段の行動や、生活の質が天と地ほど違ってくるのではないでしょうか?
身の回りの「悪魔のささやき」を少しずつ集め、ブログにしていきます。
フィットネスクラブの「悪魔のささやき」
今回はフィットネスクラブでの「悪魔のささやき」です。
私は一般のフィットネスクラブの会員です。
健康のため、ほぼ毎日、クラブへ行って汗を流しています。健康にいいと信じています。しかし、ちょっと視点を帰ると、フィットネスクラブのずるいビジネス戦略が見えてきます。
このフィットネスクラブはチェーンで経営されている大手のクラブです。
ですので、クラブ内の宣伝もモデルを使ったキレイなポスターが多いですね。
先日、クラブ内の広告をチェックしてみました。
トレーニングの合間の休憩中にホット一息して無意識に見る広告です。広告にはポスターのほかに、館内に流れるアナウンスもあります。
(いつものように命令調にしました)
- 友達連れてこい
- 家族連れてこい(下記ポスター)
- サプリメント買え
- マッサージ受けろ
- 個人レッスン受けろ
- 保険に入れ
- 特別会員になれ
- 日焼けしろ
残念ながら、本来の目的の「健康になれ」というものは一切ありませんでした。
その代わり一番多かったのが、会員を増やすための「誰か連れてこい」的なささやきです。
次に多かったのが「サプリメント買え」です。
フィットネスクラブ、ずるいビジネス戦略
私は、現在のクラブに10年以上通っています。
ですので、会員数が増えたり、減ったりがある程度定期的に発生していることに気付いていました。
毎年、クラブは会員数が低下する今頃の時期に、入会キャンペーンを大々的にやっています。ちょちょっと前は、サプリメントのキャンペーンを大々的にやっていました。
もしかしたら、
入会キャンペーン→会員数増加→
サプリメントキャンペーン→会員数低下→
入会キャンペーン
というビジネスパターンを繰り返しているのかもしれません。
クラブに長時間いればいるほど、自分の潜在意識に「誰かを連れてこい」「サプリメント買え」がインプットされているのですね。入会した会員は金づるであり、再利用しない手はありません。
もっともっと、仲間を増やしてもらって、お金を出してもらいましょう!
というわけです。
健康になる、痩せるなどの目的を果たせず、サプリメントを買わされて、結局はやめてしまう人が多いのがわかります。クラブ通いが長続きしない人は、心が弱いのではなくて、
相手のビジネスに敏感な人
かもしれません。
決して恥じることはないのでは、と思います。
みなさん、世の中の「悪魔のささやき」を知って、毎日を心おだやかに過ごしましょう。