天使の知恵と悪魔のささやき

アラ環おじさんです。ITエンジニアをやっています。課長でリストラ、転職でヒラ社員へ。でも好きなことして、日々楽しく過ごしています。おじさんの目でブログ書いています。英語、Zumba、ヨガが趣味です。

悪魔のささやき 仮装しろ

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こんにちは、アラかん亭です。

今日は「仮装しろ」というお題で、ハロウィンの仮装について考えてみたいと思います。

Hatena Blogのお題も「ハロウィンがやってくる」でありますし。

昨夜は通っているフィットネスクラブのハロウィン仮装Zumbaに参加しました。

Zumbaとはアメリカが中心になって流行っているラテン系音楽を使うダンスフィットネスです。ハロウィン、クリスマスとあと1回くらい仮装イベントがあります。

ズンバ - Wikipedia

私はおじさんですが、毎年何らかの仮装をして参加しています。

特に理由はなくクラブがイベントを設定するので何となくです。

ただ、渋谷ではあんなに盛り上がったなのに、私の通うフィットネスクラブでは、今年は今ひとつ盛り上がりに欠いた気がしています。

ハロウィンの歴史

ハロウィンの歴史はこの頃になるとよく紹介されるのでご存知の方も多いのではないかと思います。

大雑把ですがこんな歴史でしょうか。

古代ケルト人の収穫祭

アメリカに伝わる(19世紀初頭)

商業ベースに乗りアメリカ全土に広まる(1950年ごろ)

東京ディズニーランドのイベントになる(1990年代後半)

渋谷に仮装者が集まるようになる(2014年)

私のフィットネスクラブで仮装イベントクラスが始まる(2015年?)

渋谷の暴徒が軽トラックをひっくり返す(2018年)

地味ハロウィンが流行り始める(2018年)

 

ハロウィンは元々は収穫祭だったものが、宗教が絡んだり、絡まなかったり、商業イベントに乗せられたりしながら世界中に広がったようです。多神教かつ宗教への関心が薄い日本人にはピッタリの行事なのでしょう。

なぜ仮装をしたくなるのか

仮装の歴史は古いと思います。仮装したいという心理は人間の潜在意識に昔からあると考えます。

ヨーロッパには仮面舞踏会などの仮装パーティーが昔からありました。日本でも欽ちゃんの「仮装大賞」などの番組が流行りました。

心理学的には「ギャップ効果」というものがあるそうです。

仮装することで、普段の自分と違った人間になれると心理です。誰でももつコンプレックスを仮装することで克服できると感じるのではないでしょうか。

私もそれほどではないのですが、仮装すると何となく別人になったような気がします。

フィトネスクラブでの仮装イベント

通っているフィットネスクラブでは毎年10月の後半になると仮装イベントが行われます。仮装イベントといっても普段行われているエアロビクスやZumbaのクラスで、インストラクターと参加者がてんでバラバラの仮装衣装を着て、いつも通り運動をするだけです。

クラブ側の話を聞いたことはありませんが、単にお客さんに楽しんでもらうために企画しているようです。

クラブとしては安上がりな企画でしょう。

だって、インストラクターも参加者も衣装代は全て個人負担です。クラブ側がやることは、企画を決めることと、どのクラスが対象クラスであるかのスケジュールを告知するだけですから。

今年のイベント

イベントクラスは全部で20回くらいあるかと思いますが、その内の2回に参加しました。

私の感想は、今年は「意外に盛り上がらなかった」です。

インストラクターさんのせいではありません。運動としてのクラスはいつも通りに楽しかったです。

私の想定する理由は次のようです。

  1. 仮装は手作りではなく、ネットで買った衣装をそのまま着てくる人が増えた
  2. 全く仮装しない参加者が増えた

買った衣装をそのまま着てくる人が増えた

以前、このての小道具は手作りしかありませんでした。次第に、東急ハンズやパーティグッズ屋に行けば仮装衣装は手に入るようになりました。

ところが、今は高価ですがネットで丸ごと簡単に買うことができます。100円ショップへ行けば色々な小道具を売っています。

あとは当日、羞恥心を抑えて着るだけです。

また、ハロウィンに全く関係のない仮装も登場するようになりました。ハロウィンは他人を怖がらせる衣装が基本かと思いますが、ミニオンやディズニーキャラクタの着ぐるみは全く怖くありません。

この辺が盛り上がらない理由ではないでしょうか。

仮装しない人が増えた

もう一つの理由が仮装しない人が増えたことです。

クラスは仮装しても、しなくても参加できます。全くの自由です。

以前は仮装イベントには80%くらいの人が何らかの仮装をして参加していました。しかし、今年は50%くらいだったでしょうか。

多数の仮装しない人の気持ちは「渋谷に集まるバカな若者と自分は違う、一緒にするな!」であるかと推察します。

また、丸ごろ買える衣装なんて「つまらない」し「お金がもったい無い」からでもあるでしょう。

私もその気持ちはわかります。ニュースで渋谷に集まる若者と自分は違うのだという差別化意識が勝手に心に働いているのでしょう。

Twitterハッシュタグでは「#地味ハロウィン」が多くツイートされたそうです。派手なハロウィンはついていけない人が増えており、その反動でしょうか。

ただ、地味ハロウィンも定義があるわけではないので、「これって本当に地味ハロウィン?」というのも結構あったようです。

まとめ

今年のフィットネスクラブの仮装イベントは残念ながら盛り上がりませんした。

私はこの手の行事は、日本の伝統でも何でもないので、好きな人が勝手にやれば良いという軽い考えです。

以前ほど日本ではバレンタインデーを騒ぐなくなりました。ハロウィンも盛り上がりのピークを過ぎ、少しづつ衰退してく可能性が大きいかと思います。